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花音

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マントラ・セッション@光明寺 リポート

ルートカルチャーの今年最初のイベントとなった「ブラジル/インド/鎌倉 〜ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート マントラ・セッション〜」が、おかげさまで無事終了しました。ご来場いただいた皆様本当にありがとうございます!

ルートカルチャースタッフによるリポートです。
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 当日はうれしい快晴(南西風はビュービューと吹いていましたけど……)。

 遠くブラジル北東部の静かな街・ミナス・ジェライスから来てくれたデュオを見ようと材木座・光明寺には鎌倉をはじめ、日本全国から200人を超す方々が集まりました。山形〜東京〜鎌倉を巡る全5公演の日本ツアーのうち、光明寺の公演だけが彼らのベースである“正統派”ブラジル音楽の演奏ではなく、インドの聖句「マントラ」を歌い演奏するスタイルでのパフォーマンスだということもあり、ヘナート&パトリシアのファン、ブラジル音楽ファン、そしてインドファン、ヨガファンなどなど、みなさんそれぞれの期待をもって訪れてくれたようです。

 きらびやかな本堂の畳に座ったお客さんと同じ目線に用意されたステージ。まず登場したのはヨガスタジオ「STUDIO JYOTI」を主宰するヴェーディックチャンティング(マントラ)講師の木下阿貴さん。木下さんによるセレモニーで、ヨガ&マントラの世界にゆっくりと導かれていきました。240名が一緒に呼吸を整え、サンスクリット語によるチャントに静かに耳を澄ませると、会場の空気がとてもクリアでおだやかなものに……。そして、ヘナート&パトリシアが登場。木下さんがつくった空間で、お客さんとまったく変わらぬ温度とテンションで、静かに演奏がはじまった。

 サポートミュージシャンはコントラバスの沢田穣治(Choro Club)さんと、シタールのヨシダダイキチさん。波紋のように広がるヘナートとパトリシアの声と演奏の、揺らいでいるのにまっすぐな、“揺るぎないゆらぎ”の世界。はじめのチャンティング・セレモニーからできあがった空気感そのままに続く演奏は約2時間ほど。もちろんフラットではなく、浮き沈みもあるのだけれども鋭角なアップダウンではなく、大きな大きな円や球体の中を揺らいでいるような感覚というのでしょうか。


 地球の反対側から、日本の海辺の小さな街にやって来たパトリシアが日本語で言いました。「ここにこれて、よかったです」

 そしてまた、ぐるりと地球をまわってブラジルの内陸部の静かな街にへナートとパトリシアは帰ってゆく。

 「ぐるりとめぐる」、「円」、、「球体」、、、「平穏」、、「揺らぎ」、、、、!???!!!?????

 うーーーん、と、“平和”っていうのはもしかしてこういうことなのかな??

と、なんだか良い感じのことを気づかせてくれる、そんな美しいコンサートでした。

photo: takamitsu sakamoto / text: takuro watanabe