鎌倉出身の女優・鶴田真由と、ルートカルチャーのメンバーで鎌倉出身の俳優・井上幸太郎とのタッグで、鎌倉発の新しい演劇作品を制作しました。作・演出には出演者二人と縁のあった明神慈(ポかリン記憶舎 主宰)を招き、鎌倉の名前の由来になったとも言われる藤原鎌足の鎌の神話や、鎌倉を愛した文士たちの言葉などを下敷きに、鎌倉で書き下ろされたオリジナル脚本による男女二人芝居です。
音楽や衣装、ドラマトゥルク、制作などのスタッフも、鎌倉拠点のクリエイティブチーム、ルートカルチャーのメンバーが担当。それぞれの専門を活かしながら、鎌倉という地域に根ざしたクリエイティブ・コミュニティと女優・鶴田真由のコラボレーションによる、地域発の新しいクリエイションです。
さらにこの作品は鎌倉公演の後、日本各地でルートカルチャーと同じようにユニークな地域文化活動をしている団体と協力しながらの巡回公演を行い、最後は再び鎌倉に戻り鶴岡八幡宮での奉納公演をもって旅を締めくくりました。