ワークショップのワークショップ

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年が明けてから表立った活動を行っていませんが、ルートカルチャーの中では春以降の企画に向けた準備が、現在進行中です。

先日は、ゲストとして西村佳哲さんをお招きして、ルートカルチャーのメンバーを中心に『ワークショップのワークショップ』という勉強会を開催しました。

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西村さんは、働き方研究家として執筆された『自分の仕事をつくる』(晶文社)のようなお仕事のほか、デザインディレクター、大学講師としてのお仕事など「つくる、書く、教える」ことを中心に活動していらっしゃいます。

以前に全国教育系ワークショップフォーラムの実行委員長をしていらっしゃったこともあり、『ワークショップとは』『学ぶ/教えるとは』といったことをワークショップ形式で学び考える場のコーディネートをお願いしました。

『ワークショップ』という言葉や概念は拡散し、ルートカルチャーにおいても世間一般においてもさまざまな学びの場が『ワークショップ』と総称されて います。しかし本来「工房」という意味を持つ『ワークショップ』という言葉が、今日のように<学びの場>を意味する言葉として使われるようになった背景と して『あらかじめ決められたモノを大量生産する場としてのファクトリー(工場)』の対立概念として、『参加者次第で何がそこで生産されるかあらかじめ分か らないワークショップ(工房)』というあり方が20世紀初頭のアメリカの演劇界で提唱された、といったお話が西村さんから語られました。

また『ワークショップ』という場の有効性を体験的に学ぶため、ゲーム的な要素を持ったいくつかの共同作業を行いました。これらの作業を通じ、<教 師>が<生徒>を教えるという旧来の学びのスタイルではなく、参加者自身が自発的に問題を発見し、他の人と協働しながら各々が答えを見出すプロセスを重視 する<ワークショップ>的な学びのスタイルの可能性に、ルートカルチャーのメンバーが触れることができました。

ルートカルチャーでは、今年は大きなイベントだけではなく、ワークショップのような場づくりもやってみたいと思っています。今後のルートカルチャーの企画や運営をこれから行っていく上で、示唆にとんだ意義深い体験ができたように思います。

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