ROOT CULTUREの活動がきっかけとなって始まった、NY在住のダンサー・振付家アースラ・イーグリーと、ROOT CULTUREの瀬藤康嗣のコラボレーションのご案内です。
2010年のYoshiko Chuma meets ROOT CULTURE《根の国のギャングたち》にも出演、このプロジェクトがきっかけとなり、二人のコラボレーションが始まりました。昨年2012年8月にNY州 Mount Tremper Artsで初演、その後2013年4月にはNYC QueensのChocolate Factoryで上演され、NY timesなどでも大きく取り上げられた作品です。
10/18と19日に森下スタジオ(東京都江東区)で開催中のWhenever Wherever Festival 2013にて上演されます。
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アースラ・イーグリー公演 Self Made Man Man Made Land
http://bodyartslabo.com/wwfes2013/festival/self-made-man.html
2013/10/18[金]20:00―
2013/10/19[土]20:00―
1,500円
会場:森下スタジオ B
振付・パフォーマンス:
アースラ・イーグリー、瀬藤康嗣(音楽家)
ニューヨーク拠点の振付家アースラ・イーグリーと鎌倉拠点の音楽家、瀬藤康嗣による体感覚的なデュオ作品。イーグリーが長年探求している、歪みと流動、ぎこちなさと洗練、緩慢であり発作的である動きで構築される本作品は、ダンスで求められがちな統合された身体とは大きく異なり、自由に動き遊ぶ関節と、ばらばらに分離された身体を提示する。
抽象的であるが、所々に比喩的な瞬間があり、その点では抽象表現主義の彫刻家、ルイーズ・ブルジョワの影響も挙げられる。作品の構成は、回文のような作品タイトルの構成を反映したもので、前から読んでも後ろから読んでもほとんど同じであるように一見みえるが、実際のところ変化し、展開する。観客に、そのフォームの変化とともに引き起こされる意味合いの変化をじっくりと観察することを促す作品である。
初演:2012年
アースラ・イーグリー|Ursula Eagly [振付家、ダンサー]
NYを拠点に活動。NYでは、ブルックリン美術館、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリーアート、ダンスニューアムステルダム(DNA)、The Chocolate Factory、Dance Theater Workshop、Danspace Project、Mount Tremper Arts、Movement Research at Judson、92nd Street Y Harkness Dance Center、The Old American Can Factory、P.S. 122、にて作品を発表。他、アルバニア、デンマーク、イタリア、マケドニア、マニプールなどの都市でも公演を行う。プロジェクトは、国際交流基金、USArtists 国際プログラム(Mid Atlantic Arts Foundation)、Suitcase Fund(Dance Theater Workshop)、Queens Council on the Artから助成を受ける。また、ダンスニューアムステルダム(DNA)、Kaatsbaan International Dance Center、Topaz Artsのレジデンス・アーティストに選出された。
ダンサーとしての主な活動は、Rebecca Brooks、Rebecca Davis、Daria Fain、Kathy Westwater、Christopher Williamの作品に参加。2006-2011年、チュウマヨシコの「A Page Our of Order」シリーズのメインキャストを務め、そのプロジェクトを通して、作曲家、瀬藤康嗣と出会う。また、出版物の編集者、パネルディスカッションの司会、オーガニゼーションの役員・アドバイザー、教師としてなどニューヨークの前衛ダンスシーンに様々なかたちで貢献。『ムーブメントリサーチ・ジャーナル』の編集長を3年間務める。
瀬藤康嗣|Kohji Setoh [音楽家]
メディアアートユニットflowの中心メンバーとして国内外の展覧会で作品を発表、また鎌倉のクリエイティブNPOルートカルチャーのメンバーとして鎌倉を拠点に作品制作、コンサートや展覧会の企画、文化施設の運営など多岐にわたる活動を行っている。近年ではUrsula Eagly、山崎広太、ヨシコチュウマらNY在住のダンサーと数多くコラボレーションし音楽を提供している。フェリス女学院大学准教授、慶應義塾大学非常勤講師、NPO法人ルートカルチャー理事長。